ラヴァート・バイオグラフィー

No.14 異界の王、不変なる竜『竜皇帝/ジュッズヴァー』
YO!クロウDA!お前ら元気か!?
今回は、竜皇帝/アルィンドに続いてまた竜皇帝の話だ。

あの異形の竜の頂点にして、夜の支配者と言われる竜皇帝/ジュッズヴァーの事について語ろうと思う。
あらゆる場所に突如として現われ、その場に居るすべての生命に恐怖と絶望を与える竜として有名だがこの竜皇帝とはどんな存在なのか?
オレのもって居る知識で語ろうと思う。


《初めに― 竜皇帝って?その2》
さて、前回のアルィンドと同じく簡単に竜皇帝について語ろうと思う。
竜皇帝。それは、竜族の中でも圧倒的な力をもった存在で、古き神々が直接作り出したと言われているラヴァート最強の竜の事を示す単語だ。
ここで問題なのは、実は竜皇帝は竜族ではないのではないか?という事だ。
神が直接作り出したのであれば、こいつ等は竜族ではなくもっと別の名前が付けられてもおかしくないよな?
そこん所は、師匠が言っていたが世界最強を現す単語がまだ“竜”しか存在しなかった時に付けられた名前なんだろうという事だ。
さて、4体存在する竜皇帝、“秩序の守護者”『リティル』、“真なる呪い”『ジュッズヴァー』、“爆炎の皇帝”『アルィンド』、“押し流す者”『レグライ』。
遥か昔の物語から登場するこいつ等は本当に様々な出来事を引き起こしてるんだが、今回はその中の“影の竜皇帝”、“真なる呪い”や“多重存在”と呼ばれる『竜皇帝/ジュッズヴァー』を取り上げようと思う。


《竜皇帝/ジュッズヴァーとは?》

竜皇帝/ジュッズヴァーは、竜族の種類で言えば“幾夜竜”の中に分類される。
一般的な精神力ではその姿をみるだけで恐怖に精神を破壊されてしまう、まさに恐怖を体現する種族だ。
別に人を殺すことが目的であったり、えさを求めて街を破壊したりする事はないので温厚な種族と思われているんだが、残念な事に見ただけで俺達人間は死んじまうからすぐに退治しちまうんだけどな。
さて、そんな幾夜竜と同じ分類に属する竜皇帝がジュッズヴァーなんだが、こいつも姿が見えると即座に魂を奪われちまう。

しかも、このジュッズヴァーは“同時に違う場所に存在する”事ができる特殊な力をもっており、世界中のあらゆる場所に突如として現れては人々の命を奪うんで本当に性質が悪い。
だが、運が良いのか悪いのか、ジュッズヴァーはほとんど人が居る場所に現れることがない。
異界の王、不変なる竜『竜皇帝/ジュッズヴァー』
そのため今まで大きな被害が出たことはないのが唯一の救いと言えるだろう。
《竜皇帝/ジュッズヴァーの力》

竜皇帝/ジュッズヴァーは死と影の属性というか、特性が取り上げられる竜皇帝だ。
だが、中でも最も有名な力が同時に様々な場所に現れる事と、場所を問わず突如として出現する“瞬間移動”の力がとんでもないって感じだな。
竜皇帝/リティルが活動を開始すると、このジュッズヴァーはリティルの影として彼を護るそうだ。

そういえば遥か昔の呪術師がこのジュッズヴァーを支配して、世界を滅ぼそうとした事があるらしい。
まぁ、こいつは結局支配に失敗して魂ごとこの世界から消滅してしまったそうだ。

そもそも、幾夜竜と同じくジュッズヴァーはこの世界に本来は存在しない竜なのではないか?と言われている。
まぁ、この世に存在しないって言われても、現実には存在して色々な事件を引き起こしているのだから何処に存在していようが関係ないんだがな!
《竜皇帝/ジュッズヴァーの秘密》
黒猫『フェルアン』 竜皇帝/ジュッズヴァーは一時期、人型をしていた事があるって話が存在している。
まぁ、これは当時の魔法王国の師匠級魔術師、黒猫『フェルアン』が引き起こした事件でモンスターたちが人化してしまうという事があったらしい。
その結果として、ジュッズヴァーが変化した。
なんて書かれている文献があるんだが、これは大きな間違いだと最近では言われている。
ジュッズヴァーたち竜皇帝には非常に強力な魔法障壁が存在しており、現存する魔法ではどんな力であってもその体を変化させることは不可能に近いと言われているんだ。

では、なぜ人化していたと言われているのか?
これは、この事件によってばら撒かれた魔力によって、ラヴァートのマナが変化したために“別の世界のジュッズヴァー”がこの世界に現れてしまった。
という説が最近ではもっとも信憑性の高い説とされている。
しかし、この話ではジュッズヴァーは3人の女性だったらしいな!
これはまた、ジュッズヴァーって女性なのか?っていう問題にもかかわってくるんだが……

これについては、“女性/男性”という判断ではなく、この別世界のジュッズヴァーが女性であった。というだけと考えるのが妥当だろう。
たしかに、色んな物語ではジュッズヴァーが会話する時には女性的な話し方をしているがそれはあくまでこの先入観があったためなんじゃないかな?
異界の王、不変なる竜『竜皇帝/ジュッズヴァー』

さて、そろそろ今日は終わりにするぜ。
次回は…… ちょっと竜皇帝はお休みさせてもらって、神殿騎士団についてオレの新しい助手が書いてくれる!

心して待て!

次回は休みだ! クロウ・オーベル