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RadeonとGeForceはどっちを選ぶべき? それぞれの選ぶ理由・用途を徹底解説

RadeonとGeForceの違いとは?
以下の内容を解説しています!
  • グラボってメーカーによって性能に違いがあるの?
  • ゲームを遊ぶならGeForceが有利な理由について!
  • 画像処理や動画処理するならRadeonの方が良いって本当?
自分の用途にはどのメーカーのグラボが合うんだろう?

RadeonとGeForceのグラボにはそれぞれ得意分野があり、用途によって使い分ける必要があります。

おすすめできるシーン
  • Radeon:発色が良いため画像処理や動画処理向き
  • GeForce:総合的に優れるが特にゲーム向き

グラボ選択の際には用途に合わせたメーカー選びが重要になので、この記事では選び方やAMDとNVIDIAの違いや特徴について解説していきます。

以下の記事でAMD製CPU(Ryzen)の解説も行っているので、そちらも参考にしてください。

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目次

Radeon(AMD)とGeForce(NVIDIA)の性能的な違いとは?

メーカーNVIDIAAMD
優位なクラスハイエンドクラスが
優秀
エントリー
~ミドルクラスが優位
(種類が豊富)
ドライバー安定不安定
得意分野ゲーム
ゲーム配信
映像制作・動画鑑賞
発色普通
※調整可能
鮮明
レイ
トレーシング
得意普通
Radeon(AMD)とGeForce(NVIDIA)の性能比較表

各メーカーの得意分野は表のとおりで、GeForce(NVIDIA)は特にハイエンドのモデルが優秀でゲームなどの分野に優れています。

Radeon(AMD)はエントリーからミドルクラスのモデルの種類が豊富で、発色が鮮明なため映像制作(動画編集)・動画鑑賞に適しています。

と言っても近年のモデルではRadeonでもPCゲームを快適に楽しめて、GeForceでも動画は楽しめるので、特化したモデルほどの違いは無くなってきています。

2022年新作グラボとして、NVIDIAはハイエンドクラスのモデルとしてGeForce RTX 3090 Tiを販売、AMDはエントリークラスのモデルとしてRadeon RX 6500 XT、RX 6400を販売していて、購入しやすい価格帯のモデルを販売しています。

RadeonとGeForceは発色の性能が異なる

引用元:AMD公式ページ

RadeonとGeForceは発色の性能には違いがあり、Radeonの方が濃淡がはっきりしていて発色が鮮明で映像制作(動画編集)・動画鑑賞などに向いています。

Radeonでは特にRGBのR(赤)が強く、映像や動画が鮮明に表現される傾向にあります。

また、Radeonの同期技術「FreeSync」に対応したモニターは安価で提供されていて、対応モニターではテアリングやスタッタリングが抑えられ描画性能が向上します。

発色についてはRadeonの方が良い傾向にありますが、GeForceのグラボについてもNVIDIAのコントロールパネルのデジタルバイブランスから発色の彩度を変更して調整することは可能です。

ゲームを遊ぶならRadeonとGeForceのどっちが良い?

引用元:NVIDIA公式ページ

ゲームをプレイしたり、配信したりする際にはRadeonよりもGeForceを選択することをおすすめします。

ゲームを遊ぶ際にGeForceを選択する理由として多くのゲームが「Microsoft DirectX」というAPIに対応していることが挙げられます。

APIとはソフトやプログラムを連携する標準規格のようなもです。

グラボのシェアは未だにGeForceが高いために、「Microsoft DirectX」はGeForce向けに優先的に開発され安定性が高く性能を十分に発揮できます。

近年のゲームに搭載されているレイトレーシング機能などについても、GeForceの方が適しているためゲームをする際にはGeForceの方が有利になります。

Steamのグラボ使用率ではGeForceが圧倒的

引用元:Steam公式ページ

SteamではNVIDIAのグラボが多く使用されていて使用率は75.93%にも及びます。

GeForceが圧倒的なシェアを誇るために、多くのゲームはGeForceグラボ向けに優先的に開発が進められています。

トラブルが起こった際のトラブルシューティングについてもシェアが高いために事例が豊富で対応が容易です。

シェアの低いRadeonのグラボに関してはドライバーの更新が遅れることがあり、リアルタイムで最適化されないことがあります。

RadeonとGeForceのベンチマークによる比較

ベンチマークスコア比較表(Passmark 2023年最新)
※1ドル=130円で計算
GeForce RTX 3090 Ti(143,051円)
29861
Radeon RX 6950 XT(90,985円)
28913
GeForce RTX 3080 Ti(144,743円)
27387
GeForce RTX 3090(221,670円)
26852
Radeon RX 6900 XT(117,018円)
26762
GeForce RTX 3080(115,716円)
25376
Radeon RX 6800 XT(67,555円)
24605
GeForce RTX 3070 Ti(85,800円)
23484
GeForce RTX 3070(71,460円)
22438
Radeon RX 6800(62,349円)
21780
Radeon RX 6750 XT(55,840円)
21472
GeForce RTX 3060 Ti(51,935円)
20537
Radeon RX 6700 XT(48,030円)
19588
Radeon RX 6650 XT(38,268円)
17887
GeForce RTX 3060(44,125円)
17152
Radeon RX 6600 XT(35,665円)
16309
Radeon RX 6600(42,824円)
14919
GeForce RTX 3050(36,316円)
12701
Radeon RX 6500 XT(20,696円)
9411
Radeon RX 6400(22,128円)
7302

引用元:Bable Tech

モデルごとのベンチマークスコア(passmark)は表のとおりで、同価格帯のものであればGeForceに比べてRadeonのグラボが性能面で優れています。

グラボ価格については世界的なインフレや仮想通貨のマイニングへの利用による影響などで変動が大きくなっていて、細かにチェックする必要があります。

以前は全体的にRadeonに比べてGeForceのグラボの方がコスパに優れていました。

映像制作(動画編集)・動画鑑賞がメインならRadeonが有利になる

Radeonは発色に優れたグラフィックボードでミドルスペックのモデルであれば、映像制作(動画編集)・動画鑑賞において優位です。

Radeonには「AMD Fluid Motion」という独自技術があり、動画のフレームレートを補完し24フレームや30フレームから60フレームに変換し滑らかに表示することができます。

ゲームをしながらのライブ配信や動画編集については、ゲーム性能について優れるGeForceの方がRadeonより優位です。

現在販売されているRadeonシリーズのおすすめグラボ紹介

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Radeonのエントリーモデルなら、Radeon RX 6500 XTがおすすめです。

GTX1650のようなGeForceのエントリーモデルモデルより性能が高く、安価に入手できるので動画編集を快適したい方におすすめです。

PCゲームには不向きではあるものの、軽いPCゲーム程度なら問題なく動作できるほどのスペックがあります。

Radeonのミドルクラスモデルなら、Radeon RX 6700 XTがおすすめです。

Radeon RX 6700 XTは価格とベンチマークの比率に優れており、コスパが良いモデルと言えます。

エフェクトを多用する動画編集や、3DCG作成の際におすすめのグラフィックボードです。

RadeonとGeForceはどっちを選ぶべき?のまとめ

記事の内容を3行で振り返り!
  • Radeon(AMD)とNVIDIA (GeForce)の性能を徹底比較!
  • ゲームを遊ぶならGeForceが優位な理由!
  • 映像制作(動画編集)・動画鑑賞がメインならRadeonを選ぼう!
グラボは用途に応じて選ぶ必要があるんだね!

2023年1月31日現在、同一価格帯のグラボではGeForceが優れていて、ゲーム関連の性能面や安定性についてはGeForceが圧倒的に優位な状況です。

最近は価格について非常に変動が激しくなっているため、購入前に価格.comなどで細かに価格チェックを行いましょう。

Radeonに関しては発色について鮮明な点が優れていて、独自技術の「AMD Fluid Motion」も搭載しているために映像制作(動画編集)・動画鑑賞がメインの方にとっておすすめのモデルです。

Radeonのローエンドモデルに関してはGeForceで販売されていない価格帯もあり、安価なモデルを購入したい場合には購入を検討しましょう。

特に用途が決まっていない方は安定性と性能面に優れるGeForceのモデルを購入することをおすすめします。

以下の記事でAMD製CPU(Ryzen)の解説も行っているので、そちらも参考にしてください。

関連記事 Ryzenはやめとけと言われる本当の理由は?

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