MMORPGをプレイしているとき、マウスにボタンがもっと欲しい!と思ったことはありませんか?
『FF14』のように戦闘で一つのミスが勝敗を分ける時もあるMMOだと、直感的なショートカットがあると様々なシーンに対応できます。
この記事では、普通のマウスとの違いを簡単に説明し、MMO向けに厳選したゲーミングマウスを紹介していきます。
\ボタン数や機能別に紹介!/
MMO向けのゲーミングキーボードについて解説した記事も用意しているので、そちらも合わせてチェックしてみましょう。
MMO向けのゲーミングマウスは「ボタン数」「ボタンの位置」で選ぼう

普通のマウスとMMO向けゲーミングマウスの大きな違いはサイドボタンの数です。
キーボードとマウスでゲームをプレイしている時、片手の親指が遊んでいませんか?
普通のマウスは親指が収まる位置にボタンはありません。あっても少し上に2つくらいです。
対してMMO向けのゲーミングマウスは、12個ものサイドボタンが採用されているモデルもあるので、親指での操作が可能になっています。
WASDでキャラを動かしている間に、サイドボタンでアクションやマクロを入力したりもできます。
キーボードを重視して操作すればいいと思うかもしれませんが、ただマウスに添えているだけだった親指が使えるようになるのは大きな効率化ポイントです。
マウスの役割を増やせれば、キーボードにマクロやショートカットを多く登録できるようにもなり、選択の幅が広がります。
- ボタンの位置は親指の場所がおすすめ
- ワイヤレスでも遅延はない
- ボタンの最適な数は遊ぶゲームによって変わってくる
MMO向けゲーミングマウスのおすすめ一覧
- 最低でも5,000円以上、1万円近くが平均価格
- 無線モデルでも遅延は体感できるほどではない
- 遊ぶゲームによって必要なサイドボタンの数が変わってくる
PvPがメインのFPSでは照準の調整など、DPIの影響が強くでますが、MMOではセンサーやDPIの感度はあまり重要視されません。
MMO向けのゲーミングマウスは、感度よりもサイドボタンの多さやソフトウェアの有無で選びましょう。
この項目ではボタンの総数を意識し、信頼性の高いメーカー製のゲーミングマウスを紹介していきます。

DPIとは、マウスを動かすとマウスカーソルがどのくらい動くかという数値です。
数値が高いほど、少ない動きでマウスカーソルが素早く動きます。
高すぎると僅かな動きで画面の端から端までマウスカーソルが飛んでしまうので、ただ高ければいいわけでもありません。
20ボタン搭載のFF14公式推奨ゲーミングマウス「Logicool G600t」

- 定番のLogicool製
- MMO向けに最適化された20個のボタン
- プロファイルを登録できるオンボードメモリ
重量 | 133g |
接続方式 | 有線 |
ボタン数 | 20 |
DPI | 8200(最大) |
バッテリー駆動時間 | なし |
パソコン周辺機器の定番メーカー「Logicool」の販売しているG600tはサイドボタンが12個あり、合計で20個ものボタンが搭載されています。
有名メーカーのゲーミングマウスだけで考えると、G600シリーズ以上のボタン数を搭載しているモデルはありません。
オンボードメモリも内蔵しているので、Logicoolゲーミングソフトウェア「G HUB」を使用すればプロファイルを3つまで登録可能なのも強みですね。

MMOへの最適化を目的に開発されたゲーミングマウスだけあって、FF14の公式推奨周辺機器にも認定されています。
3000円台でサイドボタンが12個ある格安ゲーミングマウスも見かけますが、信頼性を考えるならG600tを選びましょう。
カスタマイズ性を追求するなら「Razer Naga Trinity」
- ゲーマー御用達のメーカーRazer製
- サイドボタンの数を調整できる
- クリックの耐久性が5000万回
重量 | 120g |
接続方式 | 有線 |
ボタン数 | 19 |
DPI | 16000(最大) |
バッテリー駆動時間 | なし |
「Razer」のRazer Naga TrinityはG600tよりも1個だけボタンが少ない、合計19個のボタンを搭載したゲーミングマウスです。
ボタンの数でこそ劣るものの、最大DPIは16000とG600tの倍近い数値となっています。
MMO向けと考えるとDPIはさほど重要ではないのですが、Naga Trinityはカスタマイズでサイドボタンの変更が可能です。

2ボタン、7ボタン、12ボタンと遊ぶゲームに合わせた調整ができ、DPI値も高いのでFPSにも使用できます。
G600tがMMOに特化したマウスなら、Naga Trinityはどんなスタイルでも使用できる万能ゲーミングマウスです。
サイドパネルの位置調整が出来る「SCIMITAR RGB ELITE」
- PCパーツの老舗Corsair製
- 1DPIずつDPIを調整可能
- サイドボタンの位置を移動できる
重量 | 122g |
接続方式 | 有線 |
ボタン数 | 17 |
DPI | 18000DPI |
バッテリー駆動時間 | なし |
「Corsair」のSCIMITAR ELITEも12個のサイドボタンを持ち、合計17個のボタンを搭載したゲーミングマウスです。
SCIMITAR ELITEだけの特徴として、サイドボタンの位置を調整できるようになっています。

手になじむ位置にサイドボタンを動かせる、MMOにおける快適性を重視した仕様です。
実際、世界規模のMMO「World of Warcraft」のプロストリーマーも高く評価しています。
また公式のRGBライティング調整用のソフトウェア「iCUE」を使用すると他のCorsair製のデバイスとライティングの同期が可能です。
Corsairのゲーミングデバイスを揃えている方には、特におすすめします。
ROGシリーズのゲーミングマウス「ROG Spatha X MMO」

- マザーボードで有名なASUS製
- 有線と無線に切り替え可能なデュアルモード搭載
- クリックの耐久性7000万回の高寿命
重量 | 168g |
接続方式 | 有線・無線 |
ボタン数 | 12 |
DPI | 19000DPI |
バッテリー駆動時間 | 最大67時間(RGBオフ) |
「ASUS」はマザーボードのイメージが強いですが、ゲーミングマウスやゲーミングモニターも販売しているメーカーです。
サイドボタンは上記の3種よりも少ないものの、有線と無線を使い分けられるようになっています。
専用のドックでの充電はもちろん、USB接続で充電しながら有線で遊ぶことも可能です。

またASUSの配布しているユーティリティソフトウェア「Armoury Crate」を使うことで、ボタンのプログラム、ライティングなどカスタマイズもできます。
ASUSのゲーミングシリーズである「ROG」の名前を与えられているだけあり、クリック寿命が7000万回と耐久性も高いですね。
G600tらと比べるとサイドボタンが少ない、重さが168gもあるのがデメリットになっています。
FF14公式推奨ワイヤレスマウス「Logicool G604」

- ファイナルファンタジー14推奨モデル
- 無線ながら有線以上の速度を実現
- 5.5ヶ月の電池寿命(Bluetooth時)
重量 | 135g(単三乾電池込み) |
接続方式 | 無線(LIGHTSPEED・Bluetooth) |
ボタン数 | 15 |
DPI | 100~25600DPI |
バッテリー駆動時間 | 最大240時間(LIGHTSPEED) 最長5.5ヶ月間(Bluetooth) |
Logicoolの無線技術LIGHTSPEEDを採用したワイヤレスモデルのゲーミングマウスとなっています。
LIGHTSPEEDは無線ながら有線よりも高速となっており、プロゲーマーの大会でも使用されている技術です。
電池の寿命が240時間と短くなってしまうのが難点ですが、Bluetoothに切り替えれば電池を長持ちさせられます。

- デスク上のケーブルを整理したい
- サイドボタンは欲しいけど12個もいらない
上記のように、理由があってG600tを選べない方におすすめいたします。
形状も一般的なマウスに近く、FF14の公式推奨モデルなのでMMOで使っても困ることはありません。
PCゲームにはゲーミングマウスパッドも必需品
- 適切な摩擦でマウスの動作がスムーズ
- 一般的なマウスパッドより大型なサイズがある
- FF14の公式推奨マウスパッドも販売されている
ゲーミングマウスを使う時は専用のマウスパッドと合わせるとデスクの状態に関係なく、動作が安定するようになります。
G640rのような大型サイズは、低DPIでゲームを遊ぶ時に使用されているゲーミングマウスパッドです。
DPIが低いとマウスカーソルの動きが遅くなり、マウスを動かす範囲も広くなってしまうので大型サイズが必要になってしまうんですよね。
ただ主にFPSでの話なので、MMO用としては下記のG440tがおすすめです。

ハードタイプなので摩擦抵抗が低く、マウスを少し動かせば大きく反応します。
最初は「反応が速すぎる!」と感じるでしょうが、使い続ければ僅かな動きで快適に操作できるようになりますよ。
ハードタイプに慣れてしまうと、抵抗の高いマウスパッドに違和感をおぼえてしまうのが難点ですね。
有線モデルのマウスを使うなら「マウスバンジー」が便利
有線マウスは安定性、電池不要とケーブルがある以外に大きなデメリットはありません。
しかしゲームでマウスを動かすとケーブルが暴れたり、引っかかったりして邪魔になることもあります。
取り回しのいいワイヤレスマウスもありますが、性能と価格のバランスに優れたゲーミングマウスは有線が多いです。
ケーブルに悩まされた時はマウスバンジーを使って、ケーブルを固定してしまいましょう。
とは言えMMOはFPSほど激しくマウスを動かさないので、あれば便利かも?程度です。
\ボタン数や機能別に紹介!/
MMO向けゲーミングマウスの選び方・チェックすべきポイント
ゲーミングマウスはFPS向けのものが多く、 純粋なMMO向けゲーミングマウスは多くないのが現状です。
サイドボタンの数だけを考慮すると格安のゲーミングマウスも見つかりますが、聞いたことのないメーカーもあり、品質に不安が残りますね。
この項目ではMMO向けゲーミングマウスのチェックポイントを振り返っていきます。
サイドボタンの数・カスタマイズ性は要チェック
同じゲーミングマウスでも、FPS用とは重視される機能が違いますので、サイドボタンの搭載数に注目しましょう。
マウスに添えている親指を操作に使えるようになるため、キーボードのショートカットやマクロ登録に余裕ができるのがメリットになります。
またLogicoolの「G HUB」のようにメーカーがソフトウェアを提供していれば、自分好みに調整できます。

12個のサイドボタンは多いのでは?と不安な時には「Razer Naga Trinity」なら、ボタン数を2、7、12とカスタマイズできますので万能に使えます。
重量によってマウスの特徴が変わってくる

マウスは軽い方が疲れづらくて扱いやすいのですが、重い方がブレにくいという利点もあります。
重いとマウスを止めやすいという人もいますが、疲れを考えれば軽い方がメリットがありますね。
FPSはシビアな動作が必要になってくるので重さは重要なポイントですが、MMOだけ遊ぶなら好みで選んで構いません。
無線(ワイヤレス)モデルでも遅延はほぼ0に近い

ゲーミングマウスは有線の方が安心感がありますが、昔と違って現在のワイヤレスマウスは十分な性能です。
特にLogicoolが開発したLIGHTSPEEDはプロゲーマーにも支持され、大会でも使用されています。
ただワイヤレスマウスはボタン数では劣るモデルがほとんどなので、デスク上のケーブルを整理したい時に選びましょう。
ゲーミングマウスに関するよくある質問
- ゲーミングマウスでおすすめのメーカーは?
-
- Logicool
- Razer
- SteelSeries
- Corsair
上記のメーカーは品質、評判が安定しています。
特にLogicool、Razerであれば大きな失敗にはなりません。
- ゲーミングデバイスのマクロって使っていいの?
-
ゲームと使い方によります。
FF14のディレクターである吉田直樹氏は海外のゲーム事情を考慮しているため、
比較的寛容ではありますが、規約を考えると全面的に肯定はされていません。
自分の遊ぶゲームの規約をよく読んでから、自己責任で利用してください。
- 中古のゲーミングマウスはダメなの?
-
やめておきましょう。
マウスはパソコンを操作する時に必ず使うデバイスです。
ゲームで使ったことも加えれば、確実に消耗しています。
新品ならば初期不良での交換もできますので、中古はおすすめしません。
\ボタン数や機能別に紹介!/
MMO向けゲーミングマウスのおすすめモデルまとめ
親指でサイドボタンを上手く使えれば、キーボードにマクロやショートカットを多く登録できるようになります。
G600tがFF14に推奨され、ROG X MMOがWoWのプロストリーマーに評価されているのが、MMOでもゲーミングマウスが便利である証明です。
サイドボタンが12個あるMMO向けのゲーミングマウスを使いこなせれば、使う前には戻れなくなります。
\ボタン数や機能別に紹介!/
MMO向けのゲーミングキーボードについて解説した記事も用意しているので、そちらも合わせてチェックしてみましょう。