ゲーミングモニターは144Hzモデルがありますが、それを超える240Hzゲーミングモニターもラインナップされています。
144Hzゲーミングモニターよりも100fps近い上限があるため、FPS・TPSゲームにおいて真剣に勝ちたいと考えている方におすすめするデバイスです。
この記事では以下の内容を解説しているので、選び方やFPS・TPSゲームにおけるメリットについて知りたい方は要チェックです。
今回紹介するモデルはこちら!
- 高コスパのe-sportsシーン定番モデル「BenQ ZOWIE XL2546K」
- フォートナイトのプロ使用率No1「ALIENWARE AWシリーズ」
- IPSパネルのモデルが欲しい方に「Nitoro VG252QXbmiipx」
具体的な知識を身につけて、自分のプレイスタイルに合った最高のゲーミングモニターを選択しましょう。
\ 用途別に3種類を紹介! /
144fps環境なら144Hzゲーミングモニターという選択肢があるので、まずはそちらを検討してみましょう。
240Hzゲーミングモニターのおすすめモデル・3選
この項目では「信頼性が高い」「PCゲーム向けの独自機能を搭載している」「応答速度が1ms」に該当する240hzゲーミングモニターを紹介していきます。
どのモデルもプロゲーマーやe-sportsのシーンで使われているので、品質と信頼性については非常に高いモニターばかりです。
高コスパのe-sportsシーン定番モデル「BenQ ZOWIE XL2546K」
- BenQはe-sportsシーンで最も人気の高いメーカー
- 240Hzゲーミングモニターの中でもコスパが高い
- 万人におすすめできる超定番モデル
リフレッシュレート | 240Hz |
最大解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 0.5ms(GtG) |
駆動方式 | TN方式 |
インチ数 | 24.5インチ |
「BenQ」はe-sportsシーンで最も使用されている信頼性の高いメーカーであり、 プロプレイヤーの使用率も高いゲーミングモニターです。
FPS・TPSゲームで有利に立ち回りたいと考えている方には最適のモデルとなっており、価格についても比較的安価です。
様々なパネルの中でも応答速度が高い事が特徴のTNパネルを採用しており、応答速度は全モデル最速クラスの0.5ms(GtoG)です。
今どきのゲーミングモニターは1msの物が多く、その中でもオーバードライブといったオプション機能を使った上での数字だったりするのですが、そういった機能抜きで0.5msです。
「Black eQualizer」を使えば、暗すぎて見辛い場所を見易くできるため、海外製PCゲームにありがちな暗すぎて見えづらいシーンも快適です。
「Dyac+」という機能を使えば、ゲーム内でのアクション効果やブレを軽減、残像のない滑らかな画面でハッキリと敵プレイヤーを捉える事が出来ます。
他にも色のトーンをゲームタイトルに合わせて変更できる「Color Vibrance」機能などPCゲームに嬉しい機能が盛り沢山です。
\ 240Hzの超定番モデル! /
フォートナイトのプロプレイヤー使用率No1「ALIENWARE AWシリーズ」
- フォートナイトのプレイヤーから人気が高い
- 特に人気のある「AW2518H」は品切れ続出なので「AW2720HF」が狙い目
- ディスプレイスタンドの可動域・自由度は全メーカーでも屈指の性能
リフレッシュレート | 240Hz |
最大解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 1ms(GtG) |
駆動方式 | TN方式 |
インチ数 | 27インチ |
『ALIENWARE(エイリアンウェア)AWシリーズ』はフォートナイトのプロ使用率No1の240Hzゲーミングモニターです。
フォートナイト・ワールドカップのソロ部門で世界1位を獲得したBugha選手もALIENWAREの愛用者です。
こちらも応答速度が速いのが特徴のTNパネルを採用しており、応答速度は1ms(GtG)と十分な性能です。
G-SYNCという機能を使えば、画面のちらつきを抑え、更に滑らかな美しい画面で有利にゲームを楽しむ事が出来ます。
また、モニターを様々な角度に調整する事ができる仕様になっており、独自のキーボードの角度・腕を置く位置などに対応する事が可能です。
\ フォートナイトの定番モデル! /
IPSパネルのゲーミングモニターが欲しい方に「Nitoro VG252QXbmiipx」
- IPSパネルの240Hzゲーミングモニターが欲しい方向け
- フレームレスなので他モデルに比べて置き場所に困らない
- 11段階のブラック・ブースト機能で好みに合わせた明暗にできる
リフレッシュレート | 240Hz |
最大解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 0.5ms(GtoG) |
駆動方式 | IPS方式 |
インチ数 | 24.5インチ |
Acerから発売された240Hzモニターです。応答速度は0.5ms、オーバードライブオフ時1msです。
ディスプレイも十分なリフレッシュレート、応答速度で申し分無いのですが、上で紹介したモニターとは違う点があります。
応答速度ではTNパネルに劣ると言われているIPSパネルを使っていいますが、平常時で応答速度が1msです。
IPSパネルには視野角が広いというメリットがあり、斜めなどの角度からモニターを見ても綺麗な画面を楽しむ事が出来ます。
G-SYNCにも対応しているのでちらつきの無い滑らかな画面でプレイする事ができる上、ゼロフレームデザイン採用でまるでフレームが無いかの様な臨場感溢れるデザインです。
\ IPSパネルの定番モデル! /
240Hzゲーミングモニターが必要な人は限られる
何故かというと、折角高いお金を払ってもモニターの性能を活かし切れないからです。
144fpsで遊べる環境なら144Hzゲーミングモニターという選択肢があるので、まずはそちらを検討してみましょう。
なお「240Hzは体感出来ないから意味がない」というネットでたまに見かける情報は誤りです。
元SONY・現株式会社コンフォートビジョン研究所の黒木 義彦氏による論文では、PCゲームにおいては240Hz付近までは人間でも効果を認識できると結論づけています。
fpsは「Frames Per Second」の略であり、1秒に何回のフレーム(画面)を出力できるか?という意味です。
ゲームにおけるフレームレートとは「画面の滑らかさ」を意味しているため、fpsが高ければ高いほどゲームが快適になります。
パラパラ漫画で例えると1秒間にめくる漫画の枚数が多い状態が「fpsが高い」状態であり、漫画の枚数が少ない状態が「fpsが低い」状態です。
上記の画像のとおり、壁から敵が出てくるようなシーンでは明らかに高fpsが有利ということがわかります。
240fpsを出せるハイスペックな環境が必要になる
240Hzゲーミングモニターを活かすには、それ相応のハイスペックなゲーミングPCが必要になります。
出力できるフレームレート(fps値)はプレイするゲームによって変わってくるので、自分がプレイする予定のゲームを前提に考える必要があります。
流行っているシューティングゲームの中でも、タイトルによってゲーミングPCへの負荷が全く違うのです。
- フォートナイト・VALORANT:ミドルスペックでも240fpsで遊べる
- Apex Legends:ハイスペックでなければ240fpsは厳しい
- BattleField:2042:そもそも240fpsで遊べないほどゲームが重たい
ゲームによって負荷が全く違う事を考慮すると、PCの性能&プレイする予定のタイトルで考えると良いでしょう。
PS5の場合は240Hzに対応していないので必要ありません。
少しでもfpsを上げて勝ちたいFPS・TPS ゲーマーにはおすすめ
Steamプレイヤーのハードウェア調査の結果を見ると、大多数のプレイヤーが240Hzに満たない環境でプレイしている事が一目瞭然です。
グラフィックボードを例に挙げると、NVIDIAのGTX1060が使用率トップであり、次いでGTX1050Ti、1650です。
全員がFPSプレイヤーとは言いませんが、多くのPCゲーマーはロースペック帯のグラボで遊んでいることが分かります。
その中でハイスペックな環境、240Hzゲーミングモニターを使ってプレイ出来るのは、非常に有利であると言えます。
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240HzゲーミングモニターがFPS・TPSゲーマーにもたらす効果
- 高fpsはキルレが上がる
- 通常のモニターを使っているプレイヤーに差をつけられる
- 視認性が上がるので目が疲れにくい・酔いにくい
一番分かり易いのは、高fpsはキルレが上がるというデータがある点です。
平均的な60Hzモニターを使っているプレイヤーとの差は歴然です。
1秒間に60フレーム vs 1秒間に240フレーム、つまり4倍の密度で画像が表示されている事になるので、240Hzの方が敵を目視し易く、AIMし易いです。
平均的なプレイヤーよりも圧倒的に有利な環境で勝負ができ、しかも長時間のプレイで疲れにくいなど、高fps環境はメリットが盛り沢山です。
60fps・144fps・240fpsの違いを見てみよう
60fps・144fps・240fpsの違いはFPS・TPSゲームにおけるエイムの精度・スピードに大きく関わってきます。
上記の動画後半には壁から敵が飛び出してくるシチュエーションの比較がありますが、144~240fpsでは敵を視認できるタイミングでも60fpsでは視認できていません。
とっさの撃ち合いや壁一枚を隔てた銃撃戦のようなシーンの場合、腕前に関わらず144~240Hz側は有利に立ち回れるようになります。
高フレームレートは目が疲れにくいので長時間遊べる
60Hzというのは1秒間で60枚の静止画が流れていくので、人間の脳では動きがカクカク見えて目の疲れの原因になります。
その点、高フレームレートを使用すると動きがなめらかになり目の疲れが軽減されます。
ゲーミングモニターなら目の疲れを軽減する「ブルーライトカット」機能は多くのモデルで搭載されている点もゲーマーにおすすめなポイントです。
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240Hzゲーミングモニターの選び方・注意点
この項目では240Hzゲーミングモニターの選び方について解説していきます。
今回紹介したゲーミングモニターなら全ての要素を兼ねていますが、詳しく選び方について知りたい方は要チェックです。
応答速度は必ず1ms以下のモデルを選ぶ
応答速度とは、画面の色が切り替わる速さを指し、数値が小さければ小さいほど残像感が無くなります。
上記の画像は少々大げさな表現ではありますが、テレビの応答速度では残像感があるので画面を注視する作業や、PCゲームにはあまり向いていません。
テレビとモニターの応答速度
一般的なテレビの応答速度 | 3~8ms |
一般的なPCモニターの応答速度 | 1ms~5ms |
ゲーミングモニターの応答速度 | 0.5~1ms |
東京都市大学によると「人間の目は約1000分の8秒(8ms)の変化を認識できる」との実験結果が出ており、遅延が多いテレビならゲームのさまたげになってしまいます。
とくに一瞬の判断が勝敗を分けるような競技性の高いゲームの場合、応答速度の小さいゲーミングモニターが必須になります。
モニターサイズは24~27インチが最適
FPS,TPSのプロリーグで使用されているモニターは24~27インチであり、世界中のプロゲーマーは基本的にこのサイズを使用しています。
仮にモニターが極端に小さい場合、敵が米粒以下で非常に見辛くなります。
逆にモニターが極端に大きい場合、視点の端が見えなくなります。人間の周辺視野には限界があり、中心以外に注意するのが難しくなります。
上記の3点から考えて、やはり24~27インチが基準になっています。
液晶の光沢と駆動方式は画面の見やすさに直結する
液晶の光沢はグレア(光沢あり)・ノングレア(光沢なし)の2種類がありますが、ゲーミングモニターはノングレアモデルが主流です。
光沢があると光の反射で画面が見えづらく、FPS・TPSゲームでは不利になる可能性があるためです。
駆動方式 | メリット | デメリット |
---|---|---|
TN方式 | 応答速度が速くて比較的安価 | 角度によって見える色合いが違う |
IPS方式 | TN方式より角度による色合いの差が小さい 色変化も少ない | TN方式より価格が高い |
VA方式 | バックライトを遮断し、綺麗な黒を表現している TN方式に比べて高いコントラスト | 角度によって見える色合いが違う |
駆動方式は 「TN」「IPS」「VA」 の3種類がありますが、どれもゲーミングモニターに採用される駆動方式です。
主に高級モデル・プロゲーマー向けモデルではIPS方式の駆動方式を採用する傾向があり、TN方式も広く採用されています。
VA方式はゲーミングモデルよりも画質にこだわる4Kモニターに採用される傾向があり、TN・IPSに比べるとあまりモデルは充実していません。
モニター独自の機能をチェックしよう
上記の動画はBenQの「BlackeQualizer」という機能をオンにして、PUBGの暗所でプレイした動画になります。
「BlackeQualizer」は暗い場所での視認性を高める機能であり、ゲーム本来の明暗では見づらいようなシーンでもしっかり敵を補足できます。
『PUBG』や『Apex legends』のようなバトロワゲーでは閉所での戦いも必然的に起こりますが、暗所が見やすければ戦いを有利に運べること間違いなしです。
他にも色調を補正できる機能や、擬似的に応答速度を高める技術などがゲーミングモニターには搭載されています。
安いゲーミングモニターで240Hzモデルは存在する?中古でも大丈夫?
240Hzゲーミングモニターの価格帯は40,000円~50,000円です。
一番安い物で30,000円程度の物も見受けられます。
出来る限り安く抑えたいといった意見もあるのですが、240Hzモニターを購入するという事は、それだけゲーミングPC本体にお金がかかっているという事です。
周辺機器込みで20万は絶対に超えているので、妥協をするようであれば240Hzゲーミングモニターはおすすめしません。
モニターとなるとドット抜けがあったりしたら残念です。
前の使用者がどういった使い方をしていたのか把握できない上、もし故障があっても保証期間を過ぎてしまう可能性も上がります。
240hzゲーミングモニターに関するよくある質問
- ゲーミングモニターのおすすめメーカーは?
-
下記のメーカーはゲーミングモニターをリリースしています。
どのメーカーも信頼性が高く、多機能なモデルがラインナップされています。当記事ではBenQ、ASUS、LGから1つずつピックアップして紹介中です。
BenQ、ASUSがPCゲーマーの間では2大TOPとなっていますが、どれも人気のメーカーです。- BenQ
- ASUS
- LG
- DELL
- MSI
- Acer
- 家電量販店で240Hzゲーミングモニターは買える?
-
ヨドバシカメラのようにゲーミングPC関係に注力している店舗なら販売しています。
ただし大半はネット価格よりは割高になっていますので、サポートやポイント目当ての方向けです。 - 端子やケーブルの種類は?
-
現在は「HDMI」「DisplayPort」の2種類が基本となっています。
少し古いタイプのモニターだとDVIケーブルも対応しています。 - 240fpsを出せるグラボはどれくらい?
-
「RTX3070」のような最新世代のGPUであれば、ゲームによっては240fpsを遊べます。
GTXシリーズのような旧世代のGPUではゲーミングモニターのスペックを発揮できません。当サイト(TOPページ)ではゲームタイトルごとの推奨スペック・高fpsを出せるスペックを紹介しているので、この記事と合わせて参考にしてください。
240hzゲーミングモニターのおすすめモデル・選び方まとめ
- 高コスパのe-sportsシーン定番モデル「BenQ ZOWIE XL2546K」
- フォートナイトのプロ使用率No1「ALIENWARE AWシリーズ」
- IPSパネルのモデルが欲しい方に「Nitoro VG252QXbmiipx」
以上が240Hzゲーミングモニターがシューターゲームにもたらす効果について、おすすめモデルの紹介でした。
ハイスペックゲーミングPCを使っているなら、240fpsで遊べる環境を目指すべきです。
FPS・TPSゲームにおいてはキルレートという数値に結果が出るという検証結果が公表されているので、ゲーマーなら絶対に240Hzゲーミングモニターを用意しましょう。
もう一度おすすめの240Hzゲーミングモニターをチェックしたい方は以下のリンクからジャンプできます。
- 高コスパ&超定番「BenQ ZOWIE XL2546K」
- フォートナイト向け「ALIENWARE AWシリーズ」
- IPSパネル搭載のハイスペモデル「Nitoro VG252QXbmiipx」
\ 用途別に3種類を紹介! /
144fps環境なら144Hzゲーミングモニターという選択肢があるので、まずはそちらを検討してみましょう。
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