『ストリートファイター6』には、従来の操作(以下クラシック操作)に加えて新しくモダン操作が追加されます。
クラシック操作よりも簡易的に操作できる方法で、必殺技やコンボがコマント入力なしで出せる操作方法です。
この記事ではモダン操作に関しての紹介や、メリットやデメリットについて解説していきます。
以下の記事でPC版ストリートファイター6の推奨スペックを紹介しているので、PC版で遊びたい方は参考にしてください。
スト6では「モダン操作」でパッドでも簡単にコンボや必殺技が出せる

モダン操作は従来のコントローラー操作と何が違う?
- 弱中強必殺の4ボタンで操作可能(クラシックは6ボタン)
- アシストコンボで自動的にコンボが繋がる
- 必殺技をワンボタン+方向キーで手軽に発動
モダン操作は、弱・中・強と必殺技の4ボタンで操作が可能です。
従来の6ボタン(弱・中・強+パンチ&キック)よりもボタン数が減っており、簡単にキャラクターを動かせる操作方法となっています。

また自動的にコンボも可能なため、コンボがわからなくても対戦でコンボを決められます。
初めて格ゲーを触る人・格ゲーに慣れていない人、色んなキャラを使いたい人におすすめな操作方法です。
モダン操作のデメリットは?クラシック操作に劣る点は?
- 必殺技の火力が低く設定されている
- 必殺技の打ち分けができない
- 一部必殺技がそもそも使えない
- クラシックと大きく異なる操作のため、後からクラシック操作に変えづらい
簡単に操作できる代わりに、モダン操作にはデメリットもあります。
必殺技(昇龍拳など)のダメージが下がってしまい、また突き詰めようとするとボタン数が減っている点が影響してしまうシーンがあります。
大会やオンライン対戦で上位に上り詰めるとなると影響が出てしまいますが、ライトに遊ぶなら影響の少ない部分です。
この項目ではどのようなデメリットがあるのか紹介していきます。
必殺技のダメージは低く設定されている

モダン操作では、ワンボタンで必殺技(波動拳など)や超必殺技(スーパーアーツ)を出せる代わりに、その必殺技のダメージが低くなります。
80%の補正がかかってしまうため、コマンドを入力して出す必殺技よりも目に見えて火力が下がってしまいます。
必殺技はコンボでも用いられるため、コンボダメージもクラシック操作に比べると落ちる結果となります。
ただしモダン操作でも一部必殺技はコマンド入力で出せるため、ある程度の対策が可能です。
必殺技が「強・EX」に限定され、中・弱が出せない

必殺技をワンボタンで出せるのは魅力の一つですが、一つのボタンで必殺技を入力するため強必殺技・EX必殺技しか出せません。
クラシック操作では「コマンド+パンチorキック」が必殺コマンドであり、使用するパンチやキックの強弱で必殺技の性能も変わります。
弱・中必殺技は強必殺技と比較して発生が早い場合が多く、状況に応じて必殺の打ち分けができないのは明確にデメリットとなります。
例として、波動拳は弱・中・強とそれぞれ弾速が違うため、使い分けて相手を揺さぶる必要がありますが、モダンだと強波動拳しかでないため揺さぶれません。
モダン操作で慣れすぎるとクラシックに戻りにくくなる

モダン操作で慣れてしまうと、クラシック操作のコントローラー6ボタンでの操作は難しく感じてしまいます。
全く違う操作と言っても過言ではないため、クラシック操作へと帰る場合ほぼ1からの覚え直しとなってしまいます。
以下の記事で格闘ゲームにおすすめなアケコン・レバーレスコントローラーを紹介しているので、パッドではなく本格的にアケコンで遊びたい方は参考にしてみてください。
モダン操作のメリットは?クラシック操作より優れている点は?
- 必殺技を手軽に出せる
- コンボミスが減り、ダメージが安定する
- パッドでの操作に適しているボタン配置
モダン操作にはクラシック操作よりも優れている点があります。
操作が簡単であり、不慣れでも動かしやすいのは勿論ですが、対戦するにあたって強みとなる部分もあります。
パッドに適した操作のため、アーケードコントローラー(アケコン)に触れたことのない初心者には特におすすめとなっています。
スマブラのようにレバー+ボタンで必殺技が出せる

モダン操作では、必殺技を方向レバー+ボタンで発動できます。
本来はコマンド入力が必要な必殺技をワンボタンで出せるので、コマンド入力ができない初心者も安心です。
相手がジャンプしたのを見てワンボタンで対空必殺技が使えるのは初心者のみならず過去作プレイヤーにも大きな助けとなります。
コマンド投げが強いキャラについても従来より択を通しやすくなる&ミスが減るので強くなると予想されています。
コマンドミス・コンボミスが減る

モダン操作なら、同じボタンを押すとコンボにできるため失敗せず最後までコンボを行えます。
格ゲー初心者にありがちなミスとして、初段を差し込めてもコンボミスによってダメージレースを優位に進められない点があります。
コンボを失敗した場合、ダメージが稼げないどころか逆に反撃されてしまうため、コンボを失敗しないモダン操作は大きなアドバンテージになります。
わざわざアケコンを用意する必要がない

クラシック操作の6ボタン操作はパッドに最適化されておらず、デフォルトでは強攻撃がトリガーに割り当てられておりややこしい配置となっています。
モダン操作は基本操作が4ボタンのため、パッドでも直感的にわかりやすい配置となってます。
一方でアケコンは通常のコントローラーと比較しても大きい・価格も1万円以上が相場・音がうるさいといったデメリットがあります。
アケコンは使えるタイトルが少ない&取り回しが悪いため、パッドで遊ぶのであればアケコンを使わずとも快適に遊べるモダン操作がおすすめです。
格ゲー初心者&アケコンを持っていないならモダンがおすすめ
- モダン操作は簡単に操作・コンボ可能
- 必殺技をワンボタンで発動できる
- 必殺技の打ち分けや威力の減少がネック
結論として、モダン操作はコントローラー(パッド)で遊びたい格ゲー初心者におすすめです。
格闘ゲームで難しい部分であるコンボやコマンド技をスマブラのようにワンボタンで発動可能なのは初心者にとって優しいです。
過去作で既にストリートファイターをプレイしていた場合にも、モダン操作が有利になるシチュエーションがあります。
- ワンボタン必殺技で対空の精度が上がる
- 相手の技を見てからスパコンを合わせられる
- キャラクターによってはモダン操作はアリという見解のプロも多い
必殺技ダメージが80%に減少したり、自由に必殺技の強弱を選べない点を解消できるキャラならモダン操作の方が強い可能性すらありえます。
将来的にモダン操作を脱する必要があるのか、クラシック操作に切り替える必要があるのかは気になるところですが、少なくとも大会やオンライン対戦で上位を目指すのでなければ不要と考えます。
スマブラのプロゲーマー・ザクレイ&にえとのによるモダン操作体験会
- ザクレイ氏はスト5後期から始めてダイヤ帯到達、にえとの氏は触ったことがある程度の初心者
- にえとの氏がアシストコンボで5割を減らすコンボを炸裂させ勝利
- 中足からの波動拳など、本来練習しないと失敗しやすい連携もモダン操作ならカンタン
上記の動画は、スト5をプレイしたユーザーとしていないユーザーの対戦の例になります。
動画後半にて、モダン操作のにえとの氏が従来の操作と同じクラシック操作のザクレイ氏を圧倒しているシーンがあり、モダン操作だからといってクラシック操作に勝てないわけではないと証明されています。
ドライブインパクトで相手の攻撃を受け止めてから、反撃のアシストコンボからの超必殺技で5割削るシーンがあるなど、モダン操作なら超必殺技まで自動的にコンボに入れてくれます。
操作がシンプルな分、立ち回りに注力して立ち回れるため、初心者から中級者まで使っていける操作となっています。
スト6のモダン操作に関するよくある質問
- 結局モダン操作とクラシック操作はどちらがおすすめ?
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ストリートファイター経験者でなければモダン操作をおすすめします。
操作を把握しやすく、ストリートファイターの肝である読み合いをいち早く楽しめるためおすすめです。
- モダン操作ではクラシック操作に勝てない?
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勝てます。
必殺技のダメージが80%になってしまう・特定の必殺技を出せないなど、クラシック操作より劣る部分があります。
その分素早く必殺技を使える(対空が最速)など、モダン操作の強みもあるため、キャラによってはモダン操作の方が向いている可能性もありえます。
- モダン操作ではコマンドで技は出せない?
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コマンド入力すれば出せます。モダン操作でもコマンド入力で必殺技を出せます。
コマンド入力で技を出した場合は必殺技のダメージが80%になる調整はされず、100%のダメージが通ります。
- モダン操作でキャラクターのすべての技が出せる?
-
使えない技が一部あります。
パンチとキックが分けられていないため、コマンド入力しても出せない技が存在します。
また、必殺技は強必殺しか出せず、弱中必殺技を出せません。
ただしアシストボタン同時押しで解決できる部分もあるため、キャラによります。
スト6のモダン操作(パッド簡単操作)のメリット・デメリットまとめ
ストリートファイター6のモダン操作は、特に初心者が遊びやすいように調整されています。
ボタンを連打するだけで超必殺技までのコンボを入力できるため、簡単操作で爽快なコンボをつなげられます。
初めて遊ぶ場合や久々にストリートファイターを遊ぶ人はぜひモダン操作でストリートファイター6を遊んでみましょう。
以下の記事でPC版ストリートファイター6の推奨スペックを紹介しているので、PC版で遊びたい方は参考にしてください。